むしできないむしのはなし パート…いくつか…

皆さんこんにちわ、まだまだ暑い日が続きますが、いかがお過ごしですか?

ここではいつも体に関することを書こうと思っているのですが、どうしても 日々 虫の事が気になってしまうので また書いちゃいます、

何回も言いますが、虫、好きなわけじゃないんですよ。怖いけど気になっちゃう存在なんです。

ここ石川台 というか、わが麗しの池上線は とても庶民的で、そして虫がとても多い。特に石川台は土手ですから、草がいっぱい、エサがいっぱい なのでしょう。夏が来れば 駅のホームには茶色いのとか緑のとか硬いのとか…中でも私が注目しているのはクモです。

毎年 寒くなるまではいくつかの種類のクモたちが柵と看板の辺りにそれぞれの城を作ります。性格もそれぞれなので、すごく繊細なものやなんだか雑なものもあり面白いです。

ただ少し残念なのは、イエグモと違って見た目が怖いんですよね…それでも 視力の悪い目を凝らして近づいて見ていると、草むらからキョロちゃんが「ぶういぃいぃいいんんっ!!」と飛び出してきて、私はびっくりして首がむち打ちみたいになります…痛い…

今年のクモには トレンドっていうんでしょうか、流行りというか傾向があります。

いつもは看板の下に縦に巣を張りますが、今年のクモたちは斜め、もしくは横に巣を張るのが多い。というか、端っこにひっそりではなく、人間が通るど真ん中に「す~っ」とぶら下がっている奴もいて恐怖。

私は虫センサーが強めなので横に避けて見ていたら、若者がずんずんずんず結構なスピードで進んできた。わぁああひかれるぅうう!…ひかれたぁぁ!!!…クモ…どうなったんだ…?

…と思っていたら、何故か私にぶら下がって登ってきている(;゚Д゚)え!何故この距離来れたの!?いやぁあああぁひぃいいぃいぃぃい!!!!!

私はなんとか糸をつかみ、ぺいっつ!とクモを投げた。クモは地面でひっくり返って起き上がれなさそうだったので、ふうぅっつ と表返し、「踏まれちゃうから真ん中に来るんじゃないよ」と草むらに向かわせた。

今年はうちの整骨院も 半自粛的に外の電気を消しているので、羽蟻の襲撃は免れているのだけど、なにせボロくて湿気の強い建物なので、どこからともなくふらふらと小虫が侵入してくることがあるので、ハエトリグモを雇っている。

私はハエトリグモが出てくると、虫メガネをもって観察することがある。クモはクモでこちらの方を振り向いて私の事を観察しているようだ。まぁ とにかく小虫の事は頼んだぜい。

 

先日 自宅の方でも新入りが出た。

テレビを観ていると、視界の隅でなにやら黒い何かが。ん?ハエトリ君か?それにしてはちょっと細身な気が…近づいて見てみると、大きさ的にはまだ小さくて若いアダーソンハエトリ君だった。

それにしても何かがおかしい…形が左右非対称というか…よ~~く観てみると、彼には左の足が3本足りなかった。普通に歩いているけど、彼は障害者だった。

虫の障害者は初めて見た。死の直前にケガしている状態の虫ならよく見るけど、こんなのは初めてだ。

狩りをする生き物が障害を持つって、どういう感じなんだろう…何か手伝ってあげたいけど、私が捕まえられるのはせいぜいとろいチョウバエ。その時は近くにチョウバエもいなく、テレビも気になっていたので 諦めちゃった…

足の少ないクモは、しばらく同じ場所を行ったり来たりしていなくなった。やっぱり狩りは難しいかな…放っておいてごめんな…

自然界に人間が手を出してはいけないとわかっていても、時に私はハエトリちゃんのサポートをする。雇っているから。

虫が怖くて触れないのにどうするかというと、金魚網でとろいチョウバエを捕獲し、そのままハエトリちゃんも一緒に網をかぶせ、気付くのを待つのだ。

基本 私は無駄な殺生はしたくないので、虫たちで勝手にやってくれればいいのだけど。できれば民家にはあまり入らないで欲しいわねぇ…

 

野生の動物であれば、ケガや病気をした時点で 人生が終わるかも知れない。

人間はどんな状態でも生かされる生物。そして、武井壮や吉田沙保里みたいな強い人種はとても少ない。とても か弱い生物。なのにとても長い歴史を生きる恐ろしい生物。

想像力もあるので「もしも虫が人間サイズなら」みたいなのとかよくあるけど、やっぱり人間はどの生物にも勝てないんじゃないかな。虫に生きたまま食われるのは痛そうで嫌ですね…

 

さて、ここでようやく人間のリハビリについて触れていくのですが、人は普段当たり前にやっていることを「どうやってやっているか」考えると、とたんに上手にできなくなるんですね。深呼吸とか歩行とかがそうです。

特にリハビリの患者さんは、体重の掛け方、体重移動、足首や膝の柔軟な使い方…どれもが難しく感じてしまう。歩き方を忘れてしまうのです。思い出すきっかけを作るにはとにもかくにもやるしかないのだけど。痛みや不自由さを感じている人は安全確保も疎かになってしまったり、怖いから常に踵重心でいたりする。いろんなことに気が付かなければいけないから、患者さんも指導者も努力が必要です。お互いに人任せでは前に進めないのです。

デイサービスの方は、残念ながら 人数とかいろいろなしがらみがあり、個人個人に必要なリハビリが出来なくてとてもモヤモヤするけど、、、

うちに来ている患者さんにはちょっとスパルタになってしまうけど、それでも選んできてくれているから、とにかくコツコツ一緒に頑張っていって、いつか痛みもなくすたすたと歩ける日が来ると願っているし、信じている。

 

 

筋肉と努力は裏切らない!

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