むしできないむしのはなし

げんき整骨院のある石川台には虫がたくさん出ます。
昔の言葉で、怖いものの代名詞として「地震・雷・火事・親父」というものがありましたが、私にとっては親父という言葉の代わりが虫です。嫌いというと失礼なので怖いと言っているわけですが、何が怖いって彼ら(彼女ら)はわざわざ死にに来るのです。

私は宗教に入っていませんが無駄な殺生はしたくないのにあの子達は向かって来るんですよね

できれば近づかないで欲しいので虫コナーズをシャッターとドアの間にがっっつり吹き付けているのですが、ガラスが汚れるだけで虫は寄ってきます…

あれは忘れもしない2018年7月12日

記念日なんか絶対覚えられない私が唯一覚えている、忘れられないトラウマ…

院の入り口は3枚のガラスのドアでできているのですが、夏になるといつもたくさんあんな虫こんな虫がくっついていて、あの日も「あ~…またくっついてるなぁ~嫌だなぁ…」と19時の患者さんが帰るときに一緒に外に出て、いつものように吹き飛ばそうと思ったら…

「な・な・なんじゃこりぁぁぁぁ?!?!(」゜□゜;)」

なんともおぞましい光景…3枚のガラスドア、上の照明看板にびっっっッッッしりと、羽蟻がひしめき合っているではないですか!

映画「黒いじゅうたん」ばりに埋め尽くされているではないですか!

そりゃ怖くて人近づけないわ…慌ててドアを閉め必死に考えました。

「こわい!やばい!どうする!?ほうきでハラったらこっちに向かって来るよな…虫スプレー撒いたら死体の山に…どーしよー、考えろ~考えろ~!!」

そうしたらあることを閃いたのです

「そ・掃除機…掃除機がいいか!?」

もうどの手段を使っても良い終わりは迎えなさそうです…思い切って、ご近所の苦情覚悟で延長コードをつけて掃除機出動!

「羽蟻ごめん!あんた達がここに来たのが悪いんだからね!恨まないでね!! 」

と心の中で叫び
(ンゴゴーゴーーーゴーーーンゴゴーォー)

「…あぁ看板届かないぃ~」

(…ゴーー… )

9割方吸い取って残ってしまった強力な筋力の羽蟻は仕方無く虫コナーズをしゅぅぅ~…

大量殺戮の後は恐ろしい処理が…

うちの掃除機はパックじゃなくて中のカップから直捨て…そのおぞましさはご想像にお任せします…

後に自治会長さんや仲の良い患者さんに聞いた話を合わせると、前の週の(土)に自治会館、(木)にうち、その週の(土)に坂の上の韓国料理屋さんと、結婚飛行をしながら移動していたらしいとわかったのです。

院に出た虫の種類は多く、全部話すには作文用紙100枚くらい必要だし大抵の人は知りたくもない話でありましょうが…私は飲食店の仕事も長いので虫との出会いもハンパなく、敵のことを調べるうちにだいぶ詳しくなりました。

 

しかし長くなりすぎたので、もう一つだけインパクト強かった虫との出会いを。
院には洗濯機を置けないため(水)にまとめて洗濯をするのですが、この辺りで一番近くて安いランドリーはノミ川沿いにあります。開業してから初の洗濯日、少し早めの明るい夕方にコインランドリーに向かいました。

噂には聞いていたのですが、橋の真ん中には私の視力で(0.1以下)10メートル以上離れたところから見えるほどのすごい密集度の蚊柱!よく見かけるのより細かくて大量で迫力すごい!頑張って避けたのにマスクの中に…ひぃぃぃぃぃぃッッっ!来週からはもう少し暗くなってから行こう(/_;)
蚊柱について調べてみると
①多くはユスリカである
②頭虫と呼ばれる
③避けるには自分より背の高い物がある方へ(さほど効果はわからなかった)
とあります。更にユスリカについて調べてみると、彼らの悲惨すぎる事実が…
①ユスリカは子供時代には川の中の浄化作業をする
②大人になったら雌を呼ぶために集まって蚊柱を作る
③口や消化器官など食事に必要な器官を持たないのですぐ死ぬ
…なんて悲惨な人生なんだ…きっと悪いことをした人間がゴキブリやユスリカに生まれ変わるんだろうな…なんて思う今日此頃です。

食事をするのが面倒だとか食べ物を粗末にする人間とか食べられることに感謝できるとイイですね。 筋肉を作る食べ物は、肉魚や豆などのたんぱく質ですね。タンパク質をとりつつしっかり関節を動かして、筋肉と柔軟性を鍛えないと、ゴキプリみたいにもがいただけで脱臼してしまいますよ?

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